イミグランの効能と副作用を正しく知ってる?

偏頭痛の発作が起きて頭が「ズキンズキン!」「ガンガン!」と痛む時に非常に効果のある薬がトリプタン系薬剤です。

現在、日本で使用できるトリプタン系薬剤は8種類あります。

スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタンの4種類があります。

それに錠剤、点鼻薬、注射薬などの剤型が複数あり、それらの組み合わせで合計8種類のトリプタンを自分の頭痛に合わせて利用することができます。

イミグランの錠剤タイプ、点鼻タイプ、注射タイプ

注射タイプは即効性があって効果も高いのですが、病院に行く必要があるなどあまり多くは使われていません。ほとんど人が使っているのは錠剤タイプか点鼻タイプです。

日本で発売されているトリプタン系薬剤を表にまとめると以下のようになります。一般名と市販名が異なっているので最初は少しややこしく感じることでしょう。

トリプタン系薬剤の一覧

一般名(発売元) 剤型 市販名 発売年
コハク酸スマトリプタン(グラクソ・スミスクライン株式会社:GlaxoSmithKline plc 略称GSK) 錠剤 イミグラン錠50 2001年
注射薬 イミグラン注3 2000年
点鼻薬 イミグラン点鼻液20 2003年
ゾルミトリプタン(アストラゼネカ株式会社) 錠剤 ゾーミッグ錠2.5mg 2001年
口腔内速溶錠 ゾーミッグRM錠2.5mg 2002年
臭化水素酸エレトリプタン(ファイザー株式会社) 錠剤 レルパックス錠20mg 2002年
安息香酸リザトリプタン(エーザイ株式会社) 錠剤 マクサルト錠10mg 2003年
口腔内崩壊錠 マクサルトRPD錠10mg 2003年

錠剤、注射薬、点鼻薬は分かると思うですが、あまり聞きなれない「口腔内速溶錠」と「口腔内崩壊錠」というのがあります。

「口腔内速溶錠」と「口腔内崩壊錠」はほとんど同じ意味で使われているのですが、唾液で崩壊(溶解)させて水無しで服用することができるタイプのものです。

口の中で30秒以内に溶けるため、そのまま飲み込むことができるので、水がないような時でも飲むことができるため便利です。

さて、このようにトリプタン系薬剤はたくさんありますが、このホームページでは、私がいつも使っているトリプタン系薬剤の1つであるイミグランという薬について詳しく解説します。

私は、子供の頃から重度の偏頭痛で悩まされてきました。

先ほどの表を見ていただければ分かるように、トリプタン系薬剤が発売され始めたのは2000年〜2003年です。

それ以前は、片頭痛の痛みを和らげる薬とういのは存在していなかったため、本当につらかった記憶があります。

頭痛専門医の診断を定期的に受診するようになって、様子を見ながらいろいろなトリプタン系薬剤や予防薬を試しました。

それだけでなく、食生活や生活習慣も改善しました。

そのことで、片頭痛をかなり改善することができました。本当に昔の辛かった時代と比べれば人生が明るくバラ色になったような気分で過ごしています😃

ただ、トリプタン系薬剤は効果が大きい代わりに副作用もあり、飲み過ぎの場合には薬物乱用頭痛という別の頭痛が発症することもあるので注意が必要です。

ここに書いたことが少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。

イミグランの用法と用量

イミグランは片頭痛の痛みが出てきた場合に使います。痛みが出てきた初期の段階で使うと最も効果があります。

イミグランは1日に使用できる量が厳格に定められています。

錠剤の場合、1回の使用量は最大で2錠まで。それでも、効果がない場合には2時間以上の間隔を開けて再度最大で2錠まで。

1日にこれ以上の用量を超えて服用することができません。

1回目は錠剤、2回目は点鼻薬と組み合わせて利用することができます。

点鼻薬は、気分が悪くて吐き気がするような時に使いやすく効果も比較的早く出てきます。

イミグランの薬価

意味グランの薬価はそれぞれ以下のようになっています。

  1. イミグランキット皮下注3mg 0.5mL:2,934円
  2. イミグラン注3 3mg 1mL:3,100円
  3. イミグラン点鼻液20:1,073.4円
  4. イミグラン錠50:763.9円

よく使われているのはイミグラン点鼻液20とイミグラン錠50なので、それぞれ3割負担の保険適用で1錠あたり322円、229.1円となります。

イミグランだけではなく他のトリプタン系薬剤もそうですが、かなり値段の高い薬となっているため、服用する頻度が高くなると経済的な負担が増します。

イミグランの副作用

イミグランには副作用があります。臨床検査でも多数の副作用が認められています。

まず、重大な副作用として以下の3つが認めれています。

  1. アナフィラキシーショック(アナフィラキシー)がまれにあらわれます。アファリラキシーショックは服用後すぐに全身性に現れるアレルギーのことで、じんましんや息苦しさなどの症状が現れます。この場合すぐに服用を中止して医師に相談しましょう。
  2. 不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状をおこすことがまれにあります。この場合すぐに服用を中止して医師に相談しましょう。
  3. てんかん発作を起こすことがまれにあります。この場合すぐに服用を中止して医師に相談しましょう。

重大な副作用とまでは言えないものの、他にも以下のような副作用が認められています。

  1. じんましん、発疹等
  2. 呼吸困難
  3. 動悸
  4. 血圧の上昇、頻脈、レイノー現象
  5. 徐脈、低血圧
  6. 悪心
  7. 嘔吐
  8. 虚血性大腸炎
  9. 視力の低下、暗点、ちらつき
  10. 複視、眼振、視野狭窄
  11. 眠気、めまい、感覚障害(痺れや感覚が鈍感になる)
  12. 振戦
  13. ジストニア
  14. 肝機能障害
  15. 痛み、倦怠感
  16. 圧迫感、ひっ迫感、脱力感、熱感、重感、潮紅、冷感

このようにイミグランには様々な副作用があり、中には重篤な症状が現れる場合もありますので注意が必要です。